こんにちは、佐月です。
今回は私のお勧めの本についての記事です。特に家族関係、とりわけ兄弟姉妹関係に悩んでいる方、また錐通し既成の道徳に不満を持っている方にお勧めです。紹介する本は寺山修司『家出のすすめ』です。
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価格:518円 |
その中でも第1章「兄弟喧嘩をしよう」は「兄弟(姉妹)仲が悪い。どうしても仲良くできない」という人には救いになると思います。
「兄弟の仲が悪くたっていいじゃないか。一生絶交したってよろしい」
という物騒な(笑)ことを書いております。普通こんなことを言う人は中々いません。「兄弟(姉妹)とは仲良くしろ」と言う人が多数です。
兄弟円満話の毛利元就の三本の矢については「この話を聞くたび腹が立つ」とまで書いてます。私もこの「三本の矢」の話は好きではありません(笑)。...まあ私事は置いといて...。
「兄弟が仲良くすることが大事がそんなに大事なのだろうか。血縁者以外を愛すなと聞こえる。他者と縁を作ってもいいじゃないか。他の者を愛してもいいではないでしょうか」
別に兄弟仲に恵まれずとも、実の兄弟以上に他人と縁を築いていけばいいー
私事で恐縮ですが、自分もきょうだい仲について悩んでいた時にこの本を読んで、気が楽になりました。これこそ私が求めていた答えです。まだ読んでないという方は、ぜひ一度読んでみてください。
...ちなみに寺山修司独自のサザエさん論も展開されています。ここまでサザエさんに妄想を抱く人もそうそういないと思います...。
以上、佐月でした。
それでは、また。